● レポート・論文のまとめ方

レポートをまとめる10ステップ
〜着実なステップクリアが結局は早道〜
ステップ1: テーマの選択
ステップ2: 事前調査
ステップ3: 仮アウトラインの作成
ステップ4: 関連文献の調査
ステップ5: 利用文献の入手
ステップ6: 情報カードの作成
ステップ7: 最終アウトラインの作成
ステップ8: 執筆と校正
ステップ9: 出典の表示
ステップ10: 仕上げ
レポート・論文をまとめるための参考資料例


ステップ1: テーマの選択

(1) 与えられた課題から、自分の興味や問題意識に合わせてテーマを しぼり込む。一つの角度や観点でとらえると書きやすい。

(2)提出期限内に所定の枚数でまとめられるものにする。


ステップ2: 事前調査

(1)テーマの背景となる知識を得る。
入門書・百科事典・関連記事などを利用し、何が大事な事柄で、何を調査したらよいかの見当をつける。

(2)探索のキーワード(手がかりとなる言葉。名前など)を得る。


ステップ3: 仮アウトラインの作成

(1)書こうと思う項目を選び出し、構成して、仮のアウトラインを作る。

(2)このアウトラインにそって資料や情報を集める。


ステップ4: 関連文献の調査/文献カード作成

(1)情報源を探し出す。
文献目録・書誌・索引誌などを利用して雑誌記事、新聞記事、図書、AV資料などテーマにふさわしい資料を探す。
図書の巻(章)末の引用文献や、参考図書リストも利用する。

(2)文献カードを作成する。
1枚のカードに一つの資料を記録する。
必要な情報は、
    図書の場合−著者名、書名、出版社、出版年
    雑誌記事の場合−執筆者名、記事名、雑誌名、巻号、年月、記載ページ

(3)カードには一連番号を与える。
この文献カードがステップ9で参考文献目録や註を作成する基礎となる。


文献カード例



ステップ5: 文献の入手

(1)大学図書館の蔵書目録(コンピュータ、カード、冊子)で探す。

(2)所蔵されていない資料も相互貸借、文献複写で取り寄せができる。

(3)購入希望をだす。

(4)必要な場合は、他大学の図書館や関連情報機関を利用する。(要紹介状)


ステップ6: 情報カードの作成

(1)資料を読み、必要なカードにメモし、情報カードを作成する。
1枚のカードに一つの事柄を書き、見出しをつけておく。

    A 原文の引用( 原文のまま、句読点まで正確に )
      利用資料の文献カード番号と引用箇所のページを記録する。

    B 内容の要約( 自分の言葉で )
      利用資料の文献カード番号と引用箇所のページを記録する。

    C 自説の展開( 自分の意見、コメント等 )

(2)資料は主体的・批判的に読む。

(3) 筆者の立場・時代を考慮して読む。

(4) 広く異なる立場の人のものも読む。

情報カード例

  

ステップ7: 最終アウトラインの作成

(1)集まったカードを読み、自分の主張したい内容を表現できるように、もう一度アウトラインを構成しなおす。

(2)なぜアウトラインが必要か?
     @論理的に読者を説得するため。
     A必要な内容の抜け落ちを防ぐため。
     B内容の重複を防ぐため。
     C各章のバランスをとるため。


ステップ8: 執筆と校正

(1)アウトラインにそって情報カードを利用し、執筆する。
序論にはレポートの目的(何を知りたいか、なぜ知りたいかなど)、範囲、限界 定義、調査方法、仮説などを書く。
結論には、まとめ、自分の意見、提案、問題点の指摘、次の課題などを書く。

(2)パラグラフ(段落)にまとめて書く。

(3)断定した事柄は事例、データ、引用などで証明する。

(4)文体は統一する。情緒的な文章にしない。用字用語辞典を用いて正確な表記にする。


ステップ9: 出典の表示/註と参考文献リストの作成

利用した資料の出典を明記するのは学術上の常識である。記載方法は定められた形に従う。

(1)直接の引用は「 」(カギ括弧)をつけ、註で出典を示す。

(2)その他の借りた言葉、考え、事実にも註で出典を示す。

(3)本文中に記載しない説明などは註で補う。

(4)参考文献目録の配列は著者名の五十音順またはアルファベット順。


ステップ10: 仕上げ

定められた形式に従って提出する。

本学の形式で
    例)表紙(タイトル、提出学科名、提出年月日、学籍番号、氏名)
      目次
      本文
      註
      参考文献リスト


レポート・論文をまとめるための参考資料例

林  太郎 『論文・レポート・作文の書き方』 816/H47
宮内 克男『レポート・論文のまとめ方と書き方』 〃/Mi86
加田 哲二『論文・答案・リポート』 〃/Ka79
斉藤  孝 『学術論文の技法』 816.5/S24
佐藤 忠男 『論文をどう書くか』 〃/S85
杉原 四郎他 『研究レポートのすすめ』 〃/Su34
鷲田 小弥太他『論文・レポートはどう書くか』 〃/W42
小林 康夫、船曳 健夫『知の技法』   377.1/Ko12
河合 正義『見てわかる図解文章の書き方』 816/Ka92
三浦  修 『論文レポートの書き方』 〃/Mi67
教育論文の書き方研究会編『教育論文・研究報告の書き方』 370.7/Ky41
阪田 せい子他 『だれも教えなかった論文・レポートの書き方』 816.5/S37
海老沢 栄一『小論文の設計』 〃/E15
東大路 鐸『論文・レポートの書き方と作文技法』 〃/H55
古郡 延治 『論文・レポートのまとめ方』 〃/Hu36
井出 重昭『小論文・作文の書き方』 〃/I14
板垣 英憲『スラスラ書ける作文・小論文』 〃/I82
正井 泰夫他『卒業論文の手引』 〃/Ke26
正井 泰夫   『卒論作成マニュアル』 〃/Ma57
木下 是雄『レポートの組み立て方』 〃/Ki45
西 研、森下 育彦『「考える」ための小論文』 〃/N79
大島 稔彦『小論文への誘い』 〃/O81
太田 恵造 『卒業論文作成の手引き』 〃/O81
東海大学学生生活研究所 『卒論・卒研』 〃/To26
栩木 伸明『卒論を書こう』 〃/To72
桜井雅夫 『レポート・論文の書き方・上級』 〃/S47
河野 哲也 『レポート・論文の書き方入門』 〃/Ko76

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1:図書館の機能(17分)       2:文献探索の基礎(19分)
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